「官兵衛コーナー」展開中です

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図書室では
今年1月から始まったNHKの大河ドラマ「軍師官兵衛」にちなみ、
昨年末から特別コーナーを展開しています。

「副校長先生の読書散歩 ♯24」の中でも
触れられていたとおり、
黒田官兵衛は姫路にとても縁のある人物です。
1546(天文15)年に播磨国の姫路に生まれ、
1567(永禄10)年には、姫路城代(じょうだい)*になっています。

舞台が姫路ということで、
「軍師官兵衛」を観ている生徒も多いようです。

物語を通じて、自分たちの地元である
姫路の歴史に興味を持ってもらいたいと考えています。

記事の切り抜きなども少しずつ増やして、
図書室に入ってすぐの「官兵衛コーナー」は
パワーアップしています。

* 城代とは:
  大名から、城とその周辺の領土の守備を任される家臣のこと。

副校長の読書散歩 #25

書名にひかれて読み始めてしまった本

Selected by 安積秀幸副校長先生


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新聞広告などに出ている本や、本屋さんに並ぶ本を眺めていると
書名が気になる本があります。
今回紹介する本もそのような本です。
書名とは違った展開に驚いてしまいます。
展開の仕方によっては、「え~!そんなことはありえないだろう。」と
思ってしまうことがよくあります。
しかし、「なるほど、そのとおり。」と思ってしまう一言が
必ずと言っていいほど出てきます。
書名は読んでもらうために工夫がなされていることを感じます。





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小商いのすすめ
平川 克美 著(ミシマ社)


この本は、鳥取のYさんの紹介で読み始めました。
いつも、今までの私と全く違ったジャンルのことを紹介していただきます。
またそれが「ふ~ん。」とうなってしまうのです。
彼の幅広い知識にはいつも感心させられますし、また感謝です。
どのようにしていつも面白いことを見つけることができるのか、
アンテナの高さに感心してしまいます。
紹介していただいた時には、
「この本是非読んでください。」と言われただけなんです。
タイトルを聞いて、「商売を始める気はないのに。」と思いました。
ところがところが、何と。まえがきの1ページ目に、
  
 本書には「小商いのすすめ」というタイトルが付いていますが、
 実は「小商い」そのものに関してはほとんど論じられていません。
 しかし、本書はまぎれもなく「小商い」についての考察なのです。
 いや、正確には「小商い」を商う姿勢で
 書かれた本だというべきかもしれません。

と書かれています。

また、東日本大震災、原子力発電所の事故についても、

 あってはならないという当為と、ありえないだろうという希望とを
 どこかで取り違えてしまっていたわけです。
 あるかもしれないと思っていたことと、
 ありえないだろうと思っていたことが
 同時に起きてしまったということです。

に続いて、
 
 この二種類の災厄が同時に起きたことで、
 この間のわたしたちの思考方法そのものが
 問い直されなければならなくなりました。

と書かれています。全く同感です。

私は本に線を引いたり、書き込みをするのはあまり好きではありません。
時々付箋を貼るのですが、最初読んだ時から時間がたった今、
改めてこの本を見ますと、本全体に付箋が貼ってありました。
いろいろと考えさせられた1冊でした。





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上司は思いつきでものを言う
橋本 治 著(集英社文庫)


著者は、大学在学中に書いた
「とめてくれるなおっかさん 背中の銀杏が泣いている 男東大どこへ行く」
というコピーで有名な方です。

学校現場を離れて教育行政の仕事をしていた時に出会った本です。
タイトル通りと思われることに悩まされたこともありました。
また、逆に上司と言える立場になった時に、
いろいろと仕事の話をしているときに、
突然ある考えが浮かんできて、
「このようにやってみたらどう?」と言ってしまったこともあります。
まさに書名の「上司は思いつきでものを言う」を実践してしまった自分を
発見することもありました。

一般にはビジネス書と言われるジャンルに属する本だと思いますが、
著者の分析がなかなか面白い本です。
書名とは違って、「会社」と「現場」の関係をじっくりと考えさせられます。
営業担当者などの外部と接する第一線である「現場」と、
第一線を離れた上司の「会社組織」との考え方等の違いを
「そうだなあ。」と感じました。

この本は「いまどきこんな会社ないだろう。」という
突拍子もない会社が例になって話が展開されていきます。
生徒の皆さんも将来就職したときには一度読んでみてください。
上司との付き合い方や話し方が変わってくるかもしれませんよ。




* 「副校長の読書散歩」とは?

「図書だより 3月号」

※画像をクリックすると、別画面にて表示されます。
  ズームアップしてご覧ください。


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今号では、2013年度の図書室の利用状況をもとに
「よく読まれた本」と「年次別の貸出数」を
まとめています。

また、裏面は全て新着図書の紹介です。
春休みに手にとってみてほしい図書がたくさんあります。

普通科特進コース3年生からのプレゼント

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先日、最後の登校日に、
普通科特進コース3年生の生徒たちが
プレゼントしてくれた手作りのカードです。

隣の、ソーラーで動く「ひまわり」も、
季節ごとの窓辺のディスプレイにと
一緒にプレゼントしてくれたものです。

カードの中には、
とっても嬉しいメッセージが書かれていました。

「はりひゃくプロジェクト」を結成しました

毎日新聞社 巡回セミナー_convert_20140305105557
巡回セミナーの様子

今年の1月下旬、
NIE(Newspaper in Education:教育に新聞を)* 推進協議会による
巡回セミナーの一環として
毎日新聞姫路支局の島津支局長が来校し、
図書部、文芸部、読書部の生徒計20名を対象に
編集講座を実施してくださいました。

テーマは、
本校教職員が生徒に向けて選書した
「播磨の100冊」を紹介する
オリジナルの図書新聞「はりひゃく」の制作についてです。

編集講座では、
制作の基本となる編集方針や発行する期間、回数についての解説のほかに、
「記録として残す」「後輩に引き継いでもらう」など、
制作における目的を共有することの大切さについても
お話を伺うことができました。

この編集講座への参加を機に、
図書部、文芸部、読書部の3つのクラブが合同で
「はりひゃくプロジェクト」を結成しました。

文芸部は主にイラストを担当し、
図書部は文章を担当するなど、
普段の各部活動の取り組みの特色を活かしながら、
全校生徒に「播磨の100冊」を紹介するための
図書新聞制作に取り組んでいます。


* NIEとは:
 小中高校などの教材として新聞を活用する取り組みを指します。
 1930年代にアメリカで始まり、世界74カ国(2011年時点)で実施されている
 世界共通の取り組みです。
 日本では、1985年以降、教育界と新聞界の連携により推進されており、
 2013年度のNIE実践指定校は571校に上ります。
 実践指定校に認定されると、新聞の提供を受けたり、
 今回の記事で紹介したように巡回セミナーを受講したりする機会を得ることができます。
 本校では、2013年5月より、NIE推進協議会を通じて新聞の提供を受け、
 図書室で自由に閲覧できるようにしています。


卒業式を終えて深まった時間

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最新の手芸部の作品。スイーツと料理のレシピブックコーナーの窓辺に。

さる1月30日は本校の卒業式でした。
3年生304名が、
それぞれの新たな道を進みはじめる日が
もうすぐそこまできています。

卒業式を終えた後も、
図書室は毎日にぎやかです。

普通科特進コース3年生の生徒たちは、
卒業式後も受験を控えているため、毎日登校しています。
進路が決定した生徒も、
受験に向けて頑張っている仲間を励ましながら、図書室で過ごしています。

いま、奥の半分は、
受験をこれからに控える生徒のための勉強スペースにしています。
そしてカウンターがある入口の方は、
自由に利用できるスペースです。

ここで、スイーツの本を眺めたり、絵本を読んだり、
切り紙を楽しんだりと、
自由な時間を楽しんでいます。

センター試験も終わり、
「今までゆっくり図書室に来る時間がなかったので、やっと来れた」
そう、話してくれる生徒もいます。

次回は、いま図書室を舞台に進んでいる
ある「プロジェクト」をご紹介したいと思います。


特進3年生の生徒たちが楽しんでいた本+003_convert_20140226191310
生徒たちの人気が高いレシピブックや切り紙のビジュアルブック

副校長の読書散歩 #24

新聞で紹介された本

Selected by 安積秀幸副校長先生

新聞で紹介された本2



多くの新聞社が日曜日あたりに読書欄を企画しており、
様々な本を紹介しています。
また、新聞で連載した小説やコラムがあらためて
本として出版されることもあります。

連載されているときは、
毎回素晴らしい挿絵とともに紙面をかざっていますが、
本として出版されたときにはその挿絵はなく、
本文だけになっている場合がほとんどで、
非常に残念でありさびしく思っています。

近頃は、地域で出版された
地域独自の本も紹介されており興味深いものがあります。
今回は新聞で紹介された地域独自の書籍のうちで、
直接お話をしたり、お教えをいただいたり、
また、一緒に仕事をさせていただいた方が書かれた本や
勤務していた地域の方々が出版された本を取り上げてみました。

3冊とも学校の図書室にありますので、
是非手に取っていただきたいと思います。





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城の崎にて
志賀直哉 著(NPO法人 本と温泉)


『城の崎にて』は志賀直哉の代表的な作品の一つで
既に読まれた方も多いと思います。
地名の「きのさき」は「城崎」で「の」は入っていませんが、
小説のタイトルは「城の崎にて」と「の」が入っています。

平成25年10月21日の神戸新聞コラム欄「正平調」で、
城崎温泉の地元NPO法人が
手のひらサイズの豆本で『城の崎にて』を出されたことや、
万城目学さんに新作を滞在執筆してもらう計画が紹介されていました。
早速、豊岡の知人に電話して、
その豆本を取寄せていただきました。

淡いブルーの箱に、『城の崎にて』と『注釈・城の崎にて』の
2冊がセットになって入っています。
『城の崎にて』は30ページ、
『注釈・城の崎にて』は93ページの本です。

事故で命を落としそうになった後に
城崎温泉に湯治にやってきた“自分”が、
屋根瓦の上の蜂や散歩の途中に見かけた川の中の鼠を見て、
「生」についての思いを綴っているのですが、
私はどうも暗い感じが続いていることに驚きました。
しかし、注釈を読むにつれ、納得をしてしまいました。
入っている淡いブルーの箱の感じと大きく違った雰囲気に、
そう感じたのかもしれません。
学校の図書室にも置いていますから、是非読んでみてください。

『鴨川ホルモー』や『プリンセス・トヨトミ』などの
ファンタジーを書かれている万城目学さんが
どのような滞在記を書かれるのかを楽しみにしています。






はりま伝説


はりま伝説 夢物語
文・埴岡真弓 絵・ドウノヨシノブ(神戸新聞総合出版センター)


この本は、神戸新聞に連載されているコラムを出版されたものです。
新聞の連載も楽しく読ませていただいています。

文を書かれた埴岡真弓先生は、
本校での「姫路学」でも毎年ご指導いただいています。
授業にお越しいただいた時には毎回、
授業の前後に少しお話をさせていただきます。
姫路の様々なお話をお聞きするのが非常に楽しみです。

先日も、連載されているコラムを楽しみにしていることと、
出版される予定、出版されるのなら連載コラムと同じように
絵も一緒にというお願いをしました。
その時に、近々の出版予定と絵も一緒にということをお聞きし、
楽しみにしていました。

新聞広告で出版されたことを知り、早速取り寄せて読みました。
お越しいただいた時に、
姫路藩主の酒井雅楽頭と松江藩主の松平不昧が
茶道の師弟関係にあったことなどの話から、
松江の普門院での謡曲「杜若」(かきつばた)にかかる怪談が
小泉八雲の『神々の国の首都』に出ていること、
同じような話が姫路の下寺町にもあることをお伺いしました。

その話が、この本の36ページに
「禁じられた謡曲」として紹介されています。
また、本校の所在地の豊沢町の「相槌を打った狐」の話、
皿屋敷のお菊さんで有名な青山鉄山は
大河ドラマの黒田官兵衛が仕えていた
小寺家の家老であったことも紹介されています。

プロローグで埴岡先生は、
昔話はファンタジー、「めでたし、めでたし」で話が終われば
聞き手は現実の世界に戻る、
伝説は聞き手たちが信じることを前提に語りつがれた物語であり、
故郷に寄せる人々の思い、
その土地に生まれたことに対する誇りが込められている――
と書かれています。
播磨に関する伝説が百話紹介されており、読みやすく、
紹介されている史跡等を訪ねてみたいと思いながら読み終えました。

この本とは直接関係ないのですが、先日授業でお越しいただいたときに、
龍の第一子「贔屓(ひき)」の話になり、
第9回で紹介しました淡路平見神社の鳥居を担いだ
贔屓(地元の方は亀と言っておられますが)の写真を見ていただき、
「亀でなく贔屓」と同じ考えを持っておられることをお聞きし、
意を強くした次第です。






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兵庫県 花の歴史探訪
橋本光政 著


橋本光政先生は、兵庫県の県立高等学校の教員をされていた方で、
私も一緒の職場に勤務したこともありますし、
いろいろと仕事もご一緒させていただきました。

非常にユニークな先生で、
私では思いもつかないことを考えられるし、
行動される方で、いろいろな刺激をいただきました。

橋本先生は植物の大家で、
珍しい植物も多く育てておられますし、
植物の話も多方面にわたって調べておられます。
この本の裏表紙に
マヤクサイチゴという植物の写真が掲載されていますが、
この植物の学名には先生の名前が付けられています。
まさに先生の研究成果の集大成の本です。

この本は、橋本光政先生の自費出版です。
昨年の暮れに橋本先生からこの本の出版の紹介と
購入のお知らせをいただきました。
平成26年1月7日の神戸新聞に
先生の写真とともに大きく紹介されました。
価格が1万2千円と高価なのですが、
写真の数などを考えると納得がいきます。

表紙からして、
シーボルト、牧野富太郎、大上宇市が紹介されていますし、
本文中にも多くの植物標本や資料、
当時の新聞記事の写真などとともに説明されており、
教えていただくことが大変多い、また、読んで楽しい本です。

重い本ですが一度手に取ってみてください。



* 「副校長の読書散歩」とは?
プロフィール

兵庫県播磨高等学校

Author:兵庫県播磨高等学校
2021年に創立百周年を迎える兵庫県播磨高等学校です。
「読書の学校づくり」を推進中です。

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